webデザイン学びたい!でもいろんな情報が溢れていて、何からやったらいいのか分からない…。
確実にwebデザイナーになるためのロードマップが知りたい!
この記事は、これからwebデザインを学び始める方はもちろん、すでに学習を始めている方にも向けて、再現性高く、未経験から確実に、現場で通用するwebデザイナーになるための方法をお伝えします。
webデザインの学習ロードマップは数多くありますが、他の記事ではなかなか触れられないリアルな話や、現役で活躍しているデザイナーからの全力アドバイスを元に作成しています。
だからこそ、
たった3ヶ月でwebデザイナーになれるよ〜とか、
独学でも大丈夫だよ〜とか、
そんな甘い話はお伝えしません。
最初にはっきりお伝えしておくと、
完全独学は無理です!!
いきなりフリーランスもやめた方がいい!!
でも、webデザインスキルを身につけると、良いことがいっぱいある!!!!
決して簡単な道ではありませんが、やる価値はあります!!!!!!!
結論、現役デザイナーが考える、未経験から確実にwebデザイナーになるためのロードマップはこちら。
「先が長い…!もっと短い期間でできないの?」と感じたあなた。
大丈夫。
この、一人前になるまでの修行期間も、すっごく楽しいのがデザインのお仕事の醍醐味です。
webデザイナーとは?仕事内容や将来性
そもそもwebデザイナーってどんな仕事なの?という疑問には、こちらの記事で解説しています👇
このロードマップの前提条件
このロードマップは、
- できるだけ確実に再現性高く
- 短期的に稼ぐための小手先のスキルではなく
- 数年後のキャリアも見据えながら、デザイナーとして生きていくための
方法をお伝えするものです。
確かに、たった数ヶ月だけ勉強して、数万円稼げるようになることは可能です。
だけどそれだと、長続きしないし、業界では相手にされず、数年後に苦しむことになります。
このロードマップではできるだけ本質的なことをお伝えしたいから、
「誰にでもできる」なんて無責任なことは言いません。
向いている人の条件があります。
webデザイナーに向いている人の条件
このロードマップで成功できる人の条件は大きく2つ。
- デザインが好きであること
- 時間を確保できること(忙しい人の方がむしろアリ!)
条件1:デザインが好きであること
やってみないと分からないと思うので、現時点ではピンと来なくてもOK!
ロードマップの最初のステップで確認してみてくださいね。
デザイナーという仕事は、最低でも3〜5年くらい、場合によっては10年以上かけてやっと一人前になれる世界です。
そして一人前になってからも、ずっと勉強が必要な日々。
好きじゃないと、続けられない…!!!
逆に言えば、好きだったら、楽しくてつい夢中でやってしまうお仕事です。
初めのうちはスキルが低い分、労働時間は長くなってしまいがちですが、仕事が趣味と言えるくらい楽しければ、どんなに忙しくても苦にならない。
実際、私の周りのデザイナーさんも、ずーーーーーっと仕事してる人がほとんどです。
みんなそれを好きでやっている感じ。
とはいえ、自由・ホワイトな働き方を推進する企業が増えてきているので、いい会社とご縁があれば(いい会社で働けるだけのスキルを身につければ)、プライベートも大事にしながら働ける職業です。
条件2:時間を確保できること(忙しい人の方がむしろアリ)
webデザインスキルは、たった数ヶ月では身につかない専門的なスキルです。
日々の生活の中で、いかに隙間時間を見つけてコツコツ取り組めるかが鍵になってきます。
時間があり余っている人は有利だけど、その分ついサボってしまいがちです。
夏休み最終日に宿題をまとめてやってしまうみたいに、人間、時間がない方が極限の集中力を発揮しやすいものです。
私自身も、webデザインの勉強を始めた時(当時大学生)はバイト三昧な日々でしたが、
バイトの休憩中も、移動の電車の中でも、ほんの少しでも時間があれば、勉強したりパソコンを開いてバナーを作ったりしていました
忙しくても、なんとしても時間を作ってやるんだ!!!という強い気持ちさえあれば大丈夫。
工夫と気力があれば、時間は作れるものです。
挫折しないためのコツと心構え
たった数ヶ月で何かが大きく変わるわけではありません。
数年という時間をかけてコツコツ取り組むからこそ、価値あるスキルを身につけることができます。
webデザイン学習のための必須アイテム
一番最初に必要なアイテムはたった2つだけ。
- パソコン
- インターネット環境
パソコンも、いきなり高性能なものを準備しなくても大丈夫。
必要になったタイミングで買い換えればいいので、まずはそれなりに問題なくサクサク動くパソコンであればOK。
もちろん高性能なパソコンの方が作業効率が上がることは間違いないので、
初めからちゃんとしたパソコンが買いたい!という人は
メモリ16GB以上のパソコンを選んでおくと安心です◎
STEP1:デザインorコーディング、どちらが向いているか適性を知ろう
webデザインは、「デザイン」と「コーディング」の2つの分野に分けることができます。
その2つは仕事内容も勉強方法もまったく違うので、まずどちらかに特化して進めるのが基本。
このロードマップは、コーディングを除いた「デザイン」に特化したロードマップです。
あなたがデザインに適性があるかどうか。
確かめる方法はこちらの記事からチェックしてみてください👇
STEP2:オンラインスクールで基礎を学ぼう
デザインに適性がありそうだ!と分かったら、早速学習を開始しましょう。
まずはオンラインスクールで学ぶのが、多くの人にとって一番の近道です。
独学をおすすめしない理由や、おすすめスクールはこちらの記事で解説しています👇
STEP3:ポートフォリオを作ろう
スクールで基礎を学んだら、ポートフォリオ(実績集)を作りましょう!
いきなりたくさんの実績はないと思うので、同時に実績作りも必要です。
ここが一番時間をかけていいし、迷うことが多いステップかもしれません。
このステップで、
- プロのフィードバックをたくさん受けながら
- クオリティの高い実績を生み出す
ことができたら、その次のステップが格段に楽になります。
ポートフォリオの作り方や大事なポイントはこちらで詳しく解説しています👇
STEP4:就職・転職活動をしよう
ポートフォリオができたら、いざ、転職活動!
求人の探し方や会社選びのポイント、面接でよく聞かれることなど、こちらの記事にまとめています👇
就職はせずにフリーランスになりたい!と思う方は、こちらを参考にしてみてください。
STEP5:企業で実務経験を最低2〜5年積もう
正社員でもアルバイトでも業務委託でも、企業に入ることができたならこっちのものです!
積極的に経験値を積み上げて、スキルアップしていきましょう。
未経験の分野でお金をもらいながら学ばせてもらえることになるので、
時にはハードワークが必要になることもあります。
なかなかOKをもらえず、フィードバックの嵐で泣きたくなる時もあります。
いま活躍しているデザイナーたちは、全員その道を通ってきているはず。
そこでなんとか踏ん張って、120%のアウトプットを出せた瞬間の気持ちよさを、ぜひ味わってほしい…!!
ちなみに、フィードバック(レビュー)を大量にもらうのは、駆け出しデザイナーに限らず、ベテランデザイナーであっても当たり前の話。
レビューについて知っておくだけで、無駄に落ち込んでしまうのを防げるかもしれません。
大変なことも当然ありますが、
相性のいい会社に入れたら、仕事、とっても楽しいですよ。
STEP6:次の方向性を考えよう
この頃には、ある程度経験を積んで、見える景色が変わっているはず。
できることも増えて可能性が広がってきたけれど、
とはいえまだ理想の人生には程遠いと感じているかもしれません。
次のステップは無限大にありますが、そのうちいくつかをご紹介します。
- 副業、プロボノ
- 転職
- キャリアチェンジ
- 独立、起業
副業、プロボノ
こんな場合は、まずは副業を始めてみるのがおすすめ。
- 今の仕事も満足しているけど、収入をもう少し増やしたい
- 今の会社では経験できない分野を学んでみたい
すぐに小さく始めやすく、仕事も続けたままなのでリスクが低いのが副業です。
ココナラなどでちょっとした画像制作を請け負ってみたり
知り合い経由で小規模のweb制作をやってみたり
デザインスキルがある程度身についているので、うまくご縁が繋がれば副業を始めるのは難しくないはず。
こんな方には、プロボノもおすすめ!
★プロボノとは…職業上のスキルを活かしたボランティア活動のこと
- 今の会社では関われない人たちと一緒に働いてみたい
- 自分のスキルを活かして社会貢献したい
例えばサービスグラントのふるさとプロボノという取り組みでは、地域の暮らしやなりわいを現地で体験しながら、個性豊かなプロジェクトチームメンバーと一緒に、地域団体の支援をおこないます。
他にもプロボノの機会はいろんなところに転がっているので、ぜひ自分の興味がある分野で探してみてくださいね。
転職
こんな場合は転職を考えましょう!
- 今の会社では経験できない分野に挑戦したい
- 今の会社ではこれ以上成長できないと感じる
- 今の会社がどうしても合わない(自分ではどうにもできない範囲)
- 年収を上げたい
1社目でしっかりスキルを身に付けておけば、実務経験があるwebデザイナーの転職は難しくありません。
あなたのスキルや会社次第では、転職で年収100万円以上アップできることも。
転職活動時に大事になるポイントは、未経験の時と変わらずポートフォリオ。
一方、未経験の時とは違って、転職エージェントの活用がしやすくなるので有利です。
第二新卒におすすめのウズキャリに加えて、レバテックキャリアやアデコなど、未経験ではなかなか対応してもらえないエージェントサービスが使えるようになります。
キャリアチェンジ
しばらくwebデザイナーをやってみて、こう感じるならキャリアチェンジも視野に入れましょう。
- 手を動かして作る以外の部分をもっとやりたい
- デザインをしている時よりも別の仕事の時の方が楽しい、もっとできるようになりたいと思う
- いろんなデザインを作るよりも、一つのサービスに深く関わってみたい
- より市場価値の高い人材になりたい
それまで積み上げてきたwebデザインスキルを活かしつつ、別の職種のスキルも掛け合わせることができれば、あなたの市場価値は一気に上がります。
webデザイナーからのキャリアチェンジで最も一般的なのはこの2職種。
- ディレクター
- UIデザイナー
クライアントと直接向き合って課題解決がしたい、プロジェクトマネジメントができるようになりたい人は、「ディレクター」に挑戦できないか社内で掛け合ってみたり、それができる会社に転職を考えてみましょう。
一つのサービスに深く関わりたい、デザイナーとしてより市場価値の高い人材になりたいと感じる人は、「UIデザイナー」を目指すのもアリ。
UIデザイナーはどこも人手不足で、年収も上がりやすい職業です。
他にも、webデザインスキルと相性がいい職種はたくさんあります。
- フロントエンドエンジニア
- マーケター
- 動画クリエイター
- UXデザイナー
- ……など
もっとここを伸ばしたい!と思う領域があれば、ぜひチャレンジしてみてください。
まずはその分野の知見を得るために勉強したり、副業でお試ししてみたり、今の職場で経験させてもらったり、少しでも経験しておくと転職活動も有利になりますよ。
独立、起業
夢だったフリーランスに!という気持ちも分かりますが、ここは最終手段。
独立はいつでもできるので、若いうちが有利な「転職」をまずは考えましょう。
組織の中でしかできない経験をできるだけ若いうちに積んでおくことは、数年後数十年後のあなたのキャリアにとって、とても貴重なことです。
個人的には、webデザイナー歴2〜3年でフリーランスになるのは早すぎる印象。
まだまだ学び足りないことがたくさんあるはず。
独立や起業をおすすめするのは、こういう人。
- どうしても会社員が肌に合わない(ホワイト企業でも)
- 自分でやりたい事業がある(会社員をしながらはできない)
- リスクを承知の上で、大きなチャレンジをしたい
そうでなければ、まずは副業や転職を検討してみてください。
体験談:何も知らない未経験からwebデザイナーに
「webデザイン」という言葉すら知らなかった大学生の頃。
フリーランスになって自由に働きたい!と夢見る、何も知らないただの学生でした。
たまたま出会った高額なオンラインスクールで勉強をスタートして、なんやかんや100万円くらいつぎ込んでwebデザインを学びました。(もちろん借金)
スクールに通っている途中も、たくさんの誘惑が飛び込んできます。
SNSで声をかけてくれた人に会ってみたら、「デザインなんてテンプレートでなんとかなる世界。これから仕事はなくなるよ」と言われ。
「デザインを勉強するより事業を作った方がいい」という言葉に惑わされて、デザインの勉強をやめようか本気で悩みました。
それでも、「デザインが楽しいから続けたい」という思いと
「なんとなく、この人とは仲良くなれない」というただの直感を信じて
デザインの道を突き進むことを決めます。
大学の授業やバイトの合間を縫って、勉強時間を確保するのも大変だったし、
課題のボリュームに挫けそうになることもありました。
実際に知り合いからデザインの仕事をもらったけど、
上手くできなくて、自分の力不足がつらくて泣くこともありました。
だけどやっぱり私にとって、ずっと、デザインは楽しかった。
もっとできるようになりたい!という思いがずっとありました。
金銭的にも厳しかったので、お金をもらいながら実務経験を積ませてもらえる環境を求めて、インターンシップをスタート。
実際に企業の中でデザイナーとして働いてみると、なんとこれが、仕事、めちゃくちゃ楽しいのです。
「日本の会社員ってみんなつらそう」と思っていた私にとってはカルチャーショックでした。
結果、仕事が楽しくてインターン生からそのまま正社員に。
「フリーランスになりたい」という思いは、気付けばどこかに消えていました。
その後、紆余曲折あってフリーランスになりますが、今も、いつでも会社員デザイナーに戻りたいなと思っています。
もしあの時、デザインの道に飛び込まなかったら。途中で諦めてしまっていたら。
自分の適職もわからないまま、もっと違う人生を歩みたい、もっと自由になりたい、もっと稼ぎたい、でもどうしたら…と悩みながら、ずっとぼんやり生きていたかもしれません。
webデザインの勉強を始めたことは、人生最良の選択でした。
まとめ:未経験から確実にwebデザイナーになるための完全ロードマップ
このロードマップでは、
- できるだけ確実に再現性高く
- 短期的に稼ぐための小手先のスキルではなく
- 数年後のキャリアも見据えながら、デザイナーとして生きていくための
方法をお伝えしてきました。
キラキラした理想からはかけ離れた、厳しい話も多かったかもしれません。
決して簡単な道ではないからこそ、乗り越えた少数の人だけが、数十年後も活躍できるデザイナーになることができます。
そして、簡単な道ではないけれど、ただの苦しい道ではありません。
その過程も楽しくて、多くのものを得られる、かけがえのない時間です。
これからwebデザインを学び始める方はもちろん、すでに学習を始めている方にも向けて、再現性高く、未経験から確実に、現場で通用するwebデザイナーになるための方法を紹介しています!