webデザイナー気になるけど、今から勉強しても遅いんじゃ?
オワコンだって言われているし、将来食べていけなくなるんじゃないの?
AIに取って代われるとかも聞くし…
そんな風に感じている方も少なくないのではないでしょうか。
結論から言うと、
今はまだまだ求人や需要も多く、すぐに仕事がなくなることは考えにくいです。
しかし、一部のwebデザイナーの仕事は、確実になくなりつつあります。
ただし、付加価値のあるwebデザイナーは、これから先も、仕事に困ることは考えにくいです!
この記事を読むと、こんなことがわかります。
・なぜwebデザイナーの仕事がなくなると言われているのか
・こんなwebデザイナーは生き残れなくなる
・こんなスキルがあるwebデザイナーは仕事に困らない
なぜwebデザイナーの仕事がなくなると言われているのか
求人サイトなどを見てみると、webデザイナーの求人は減るどころか増えているようにも感じます。
需要がまだまだあるとされるwebデザイナーですが、どうして仕事がなくなると言われているのでしょうか?
簡単にwebサイトを作れるサービスが増えてきた
WixやSTUDIO、ペライチなどの、ノーコード(コーディングなし)でサイトを制作できるサービスが増えてきています。
今までは、そういったノーコードツールは「デザインの自由度が低い」ため、
オリジナルかつ高クオリティなデザインが必要な場合は、そういったツールは使わずに、コーディングしていく必要がありました。
ところが、STUDIOの登場により、
オリジナルかつ高クオリティなデザインのサイトを、ノーコードで作れるようになってしまいました…!
もちろん、まだまだ出来ることは限られるので、機能によっては追加の実装が必要だったりしますが、
最低限のシンプルなサイトであれば、コーディング一切なしで、高クオリティなサイトが作れる時代がやってきました。
デザインが得意でない、コーディングを得意としていたwebデザイナーは、仕事がどんどんなくなっていくと考えられます。
※ここでいうコーディングは、HTML・CSSと簡単なJavaScriptのみ
webデザイナーを目指す人が急増している
手に職をつけたい、在宅で仕事をしたい、副業で稼ぎたい…
そんな風に感じている人が、続々とwebデザインの扉を叩き始めています。
webデザインを学べるスクールもどんどん増えてきていて、
これからもwebデザイナーは増えていくことが予想されます。
いわゆる、飽和状態。
ただし、飽和しているのは「スキルが一定レベル以下のwebデザイナー」であって、
「スキルが一定レベル以上のwebデザイナー」は、むしろ足りていないのが現実です。
こんなwebデザイナーは仕事がなくなっていく
次にご紹介するポイントに当てはまってしまうwebデザイナーは要注意…!
HTML/CSS/簡単なJavaScriptしか出来ない人
先ほどご紹介したように、
HTML/CSS/簡単なJavaScriptを使用したwebサイト制作は、
WixやSTUDIO、ペライチなどの、ノーコードサービスで代替することが出来てしまいます。
また、bootstrapなどのフレームワークの活用により、
静的なweb制作はどんどん手軽に出来るようになってきています。
HTML/CSS/簡単なJavaScriptだけを武器にしている人は、プラスアルファのスキルを身につけていかないと厳しい時代が訪れそうです。
言われた通りにしかデザインできない人
自分から提案できず、言われた通りにデザインするだけの人も、厳しくなっていきます。
クライアントやディレクターの言われた通りのデザインをするなら、
それこそAIでも出来そうだし、デザイナーに頼む必要性もなくなっていきますよね。
生き残れるwebデザイナーは、サイトやLPを作成するに至った課題や目的をしっかりと把握し、
最適な手段をデザインで実現させつつ、自らアイデアを提案していくことの出来るデザイナーです。
会社によっては、クライアントやディレクターとの距離が遠く、
言われた通りに作るしかない、という環境にいる人も少なくないと思います。
その環境に慣れてしまうと、指示がないとサイトを作れない、
生き残れないタイプのwebデザイナーになってしまうかもしれません。
常に最新の技術を学び続けられない人
webの世界は、日々新しい技術やサービスが誕生します。
デザインのトレンドも、日々、常に移り変わっています。
そういった最新のトレンドを常にキャッチできる人でないと、どんどん時代に取り残され、
気付いたら使い物にならないwebデザイナーになっていた…なんてこともありえます。
私の知人の超ベテランデザイナーさんは、ベテランであるが故に最新ツールの勉強を怠り、
XDやFigmaなどのプロトタイプツールを学ばずに、ずっとPhotoshopでサイトのデザインをしていました…。
結果、めちゃくちゃベテランなのにも関わらず、その知人は現在無職になってしまいました…。おそろしいですね。
こんなスキルがある人は、仕事がなくなる心配なし!
一方で、当分仕事がなくなる心配はないな、と思える人はどんな人でしょうか。
これからご紹介するスキルのすべてを身につける必要はありません。
どれか1つに飛び抜けてもいいですし、多くても3つあれば十分すぎるほどです。
最低限のデザインスキル(これは必須といってもいい)
これがない人は、”webデザイナーとして”生き残るのは、まず難しいです。
もちろん、webデザインからスタートして、webディレクターなどにキャリアチェンンジする場合は別です。
テンプレートだと、
・デザインクオリティが低い場合がある
・オリジナルのデザインが作れない
という理由から、やはりデザインはデザイナーの手が必要不可欠になってきます。
フロントエンド
フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSに加えて、高度なJavaScript(jQuery)や、PHPなどのコーディングも業務内容に含まれます。
ノーコードツールではまだまだ実現できない、大規模で複雑なサイトの実装ができるスキルがあれば、
フロントエンドエンジニアとして、市場価値の高い存在になることができます。
webマーケティング
・SEO
・SNS運用
・広告運用による集客
・アナリティクスでのデータ分析
などの知識や経験がある人は強いです。
マーケティングの知見もあるデザイナーになれたら、
自分で作ったデザインの効果を自分で分析して、自分で改善のPDCAを回していく、なんてことも可能になります。
また、webデザイナーからwebマーケターへのキャリアチェンジも目指せます。
今やどんな商材を売るにもwebマーケティングの知見は欠かせないものとなっているので、
身につけておいて損はないスキルです。
UI/UXデザイン
UI…ユーザーインターフェース。サイトやアプリケーションの、ユーザーが見る画面のこと。
UX…ユーザーエクスペリエンス。サービス全体を通した、ユーザーの体験のこと。
近年どんどん需要が高まってきている、UI/UXデザイン。
日本屈指のデザイン会社であるグッドパッチがまとめたアンケート結果によると、
今後採用したいデザイナー職種のツートップに、UIデザイナー、UXデザイナーがランクインしています。
(出典:https://lp.redesigner.jp/design-data-book-2019)
最も将来性が高いとされているデザイナーの職種と言えるでしょう。
UI/UXデザインは独学では学びづらい部分が多いので、
自社サービスを運営している会社のデザイナーとして学んでいくのが、1番の近道です。
また、UIデザインとUXデザインは、まとめられがちですが仕事内容は全然違います。
自分で手を動かすことが好きな人はUIデザイン。
リサーチやユーザー心理を考えることなどを楽しいと感じる人はUXデザインが向いていると思います。
ディレクション
ディレクション能力のある人は、さらに上流工程に携わることになるので、役職・年収アップも目指すことができます。
・クライアントへのヒアリング
・要件定義(要件をまとめる)
・課題解決のためのあらゆる手段の取捨選択
・関係者のスケジュール調整、管理
仕事内容は多岐にわたるため、
一点集中の職人タイプにはなれないけど、幅広くいろんなことに興味がある、というゼネラリストタイプな方に向いています。
デザインも出来るディレクターはとても貴重なので、一気に希少人材になることもできます!
人柄や信頼
最後は具体的なスキルではないですが、ここがある人はwebデザイナーに限らずどんな職種でも、仕事がなくなることは考えにくいと思います。
・スケジュールに遅れない
・要件に確実に、誠実に対応する
・トラブルにも真摯に対応する
・クライアントの手間をできるだけ省く工夫をする
・プラスアルファの提案ができる
・気持ちのいいコミュニケーションを取れる
・必要なことはきちんと指摘する
こんな人だったら、ぜひまた仕事をお願いしたい!って思いますよね。
逆に、どれだけレベルの高いスキルを持っている人だったとしても、
納期を守らなかったり、コミュニケーションが雑だったりしたら、
もう次はお願いしたくないな、って思ってしまうはずです。
いきなり全部できる必要はないよ、まずは一点集中!
なんて、焦らせてしまったらごめんなさい!
いきなり全部手を出そうとすると、確実に挫折しますし、
全部中途半端で、結局なにもできない人になってしまいかねません。
まずはどこかに一点集中して、ある程度一つ目のスキルが身についてきたら、
自分が興味のある、プラスのスキルを学んでいけば大丈夫です。
まとめ
webデザイナーはオワコンだと言われているように、一部のwebデザイナーの仕事は、確実になくなりつつあります。
ただし、今回ご紹介したような付加価値のあるwebデザイナーは、
これから先も、仕事に困ることは考えにくいです!
また、webデザインスキルは、あらゆるキャリアへの入口としてもぴったりなスキルです。
こんな人もたくさんいます。
幅広いキャリアの第一歩として、webデザインの扉をぜひ叩いてみてはいかがでしょうか?
これからwebデザインを学び始める方はもちろん、すでに学習を始めている方にも向けて、再現性高く、未経験から確実に、現場で通用するwebデザイナーになるための方法を紹介しています!