未経験からwebデザインの勉強を始めて、webデザイナーへの一歩を踏み出したあなたへ。
この記事では、求職者・採用者、両方の視点を経験したことのある私の目線で、未経験からwebデザイナーへの就職・転職を成功させるためのポイントをご紹介。
- 求人の探し方
- 会社選びのポイント
- 応募の際のコツ
- 面接でよく聞かれること
- 不採用が続く時に見直すべきポイント
会社に就職せずに、いきなりフリーランスでやっていきたい…と思っている方はこちらの記事も参考にどうぞ!
未経験webデザイナーの転職:求人の探し方
求人の探し方にはいくつかの方法があります。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- イベントや知り合いの繋がり
- すでに知っている企業の採用情報を確認しにいく
必ず使ってほしいのは転職エージェント。
ただし、業界未経験の方がエージェント経由で転職するのはハードルが高いので、
転職エージェントをうまく活用しつつ、並行して、その他の方法で自分なりにも探してみる、というやり方がおすすめです。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントなら、無料で転職サポートを受ることができます。
- 無料で使える
- エージェントが自分に合った求人を探してくれる
- 自分では見つけられなかった求人に出会える
- 職務経歴書や面接などのアドバイスをもらえる
- 面接の日程調整や給与交渉などもやってくれる
また、転職エージェントを利用したからと言って、必ず転職しないといけないわけではありません。
完全にノーリスクで始められるので、まずは気軽に登録してみることをおすすめします。
転職エージェントを利用する際の注意点
- 担当者によって質がピンキリなことがある
そのため、複数のエージェントサービスに登録しておくのがおすすめです。
相性の良い担当者を見つけたら、そのエージェントを中心に使っていけばOKです。
- ほとんどの担当者はデザイナー職の経験がない
そのため、デザイナーならではの部分は相談できない場合があります。
ここはエージェントには頼らずに、自分でデザイナーに相談できるコミュニティに入ったり、ココナラなどのサービスで相談依頼するのがおすすめです。
- メールが大量に届いたり、乗り気ではない企業を無理やり受けさせようとしてくる場合もある
こんな担当者に当たってしまった場合は、別のエージェントに乗り換えましょう!
- 未経験者の転職だと手厚いサポートはしてくれないことが多い
高年収な人ほど、転職エージェントに入る収益も高くなります。
そのため、高年収が期待できない未経験デザイナーのために手厚くサポートしてくれるエージェントが多くないのは現実です。
未経験webデザイナーにおすすめの転職エージェント
webデザイナーに転職を目指す方へのおすすめエージェントをご紹介。
doda
dodaは、約10万件の求人数を誇る転職サービス。
求人数の多さで選ぶならおすすめのエージェントなので、選択肢の一つとして登録しておくのがおすすめです◎
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ウズキャリ(UZUZ)
20代や第二新卒の方に圧倒的におすすめなのは、ウズキャリ!
デザイナーやIT業界に特化しているわけではありませんが、未経験でも手厚くサポートしてくれる、信頼できるエージェントです。
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転職エージェント以外の求人の探し方
転職エージェントも活用しつつ、次のような方法で探してみるのもおすすめです。
おすすめの転職サイト
WantedlyやGreenは、IT業界やベンチャー企業が多く登録している求人サイトです。
特にWantedlyは、転職エージェントには求人を出していない企業や、未経験OKの求人も多数存在しているで、まずは求人を眺めてみるだけでも◎
イベントや知り合いの繋がりで探す
webデザイン関連のイベントやセミナーに参加して繋がりを作ったり、web関係の仕事をしている知り合いがいれば、デザイナーを募集しているところがないか聞いてみるのもアリだと思います。
「求人は出していないんだけど、ちょうど1人欲しかったんだよね」「君なら雇っても良いよ」という風に、あなたの人柄や信頼次第では、とんとん拍子に話が進むこともあるあるです。
個人的に知っている企業に直接応募する
最後のとっておきの手段は、転職エージェントやサイトも通さずに、企業のwebサイトやSNSから直接応募してしまうこと。
※エージェントで紹介された企業でそれをやるのはNGです。あくまで、自分が元から気になっていた企業など、個人的に知り得た企業に対してです。
企業の担当者目線だと、よほど有名な企業でない限りは、直接応募してくる人はほとんどいないので、かなり強いインパクトが残ります。
未経験webデザイナーの転職:会社選び方のポイント
webデザインを仕事にできる会社には様々なタイプがあります。
会社を選ぶ時に、どんな観点で考えればいいのか?を解説していきます。
長期目線で考えよう
まず覚えておいてほしいのは、完璧を目指さないということです。
未経験からの転職で、1社目からいきなり、給料も高くて、残業もなくて、同僚は優しくて、福利厚生が充実していて…なんて会社を求めるのは、無茶な願いだと知りましょう。
未経験のデザイナーを雇うというのは、企業からするとかなり大きな投資になります。
なぜなら育成コストがかなりかかるので、初めのうちは、あなたを雇うだけで大赤字。
それでも、その後の成長を見込んで雇ってくれる会社があるなら、多少の条件は妥協する覚悟が必要です。
(とはいえ、心身を壊してしまうようなブラック企業は論外ですよ…!)
また、web業界は転職しやすい業界。
1社目は修行だと思って、多少妥協しても成長できる環境を選ぶ。
その先の2社目、3社目を見据えた会社選びをすると、失敗しにくくなりますよ。
事業形態によって仕事内容や特徴が異なる
- 制作会社
- 事業会社(受託制作)
- 事業会社(自社サービス)
大きく分けて3つの事業形態から、それぞれの特徴をお伝えします。
※あくまで一般的な特徴のため、会社によっては全然違う場合もあります。
制作会社
企業や団体からwebサイト制作の依頼を受けて、様々なクライアントのwebサイトを制作することを専門としている会社です。
未経験の方が一番受かりやすいのはこのタイプの会社。
- いろんなタイプのweb制作を経験できる
- 制作に集中しやすいので、成長スピードも速い
- デザイナーが多く在籍しているので、他デザイナーからの学びが多い
- ブラック企業率が比較的高め(もちろんホワイト企業もたくさんある)
事業会社(受託制作)
例えばマーケティング支援を主な事業としている会社など、web制作を専門としているわけではないのだけど、事業の一環としてweb制作をする機会も多いので、社内に制作部門も構えているような会社。
- web制作以外の幅広いデザインに携わる機会もある
- 制作の一歩外の領域に関われるチャンスがある
- デザイナー以外の職種の人が多いので、いろんな職種を知ることができる
- 社内にデザイナーが少ないから重宝される
事業会社(自社サービス)
例えば「メルカリ」や「食べログ」など、自社のサービスを運営している会社。
未経験のデザイナーを雇うことはほとんどないので、1社目ではおすすめしません。
- 同じ事業のデザインを作り続けるので、幅広い仕事にはなりにくい
- 一つのサービスのUI/UXを突き詰めていくことができる
楽しく働きながら成長できる環境かどうか
何より大事なポイントは、楽しく働きながら成長できるのか。
ここがNOであれば、その会社には行くべきではありません。
楽しくなければ続かないし、成長できなければ意味がありません。
楽しく働ける環境とは?
自分の強みが活きる環境かどうかや、人間関係など、様々な要素が関係してきますし、相性も大きいので、「人による」としか言いようがありません。
その会社の文化や価値観、そこで働いている人たちを観察して、自分がここで活き活きと活躍できるイメージが湧くだろうか?と考えてみると良いと思います。
事業内容や理念に共感できるかどうかも、楽しさにつながるポイントの1つですね。
成長できる環境とは?
実際に入ってみないとわからない部分も多いですが、この辺りはできる限り確認しておきましょう。
(そのまま聞いちゃうと印象悪いものもあるので、さりげなく…!)
- やりたいと手を挙げたら挑戦させてもらえる文化か
- 先輩デザイナーがいて、教えてくれる環境か
- 社内にデザイナー1人だけになってしまう可能性がないか(今いるデザイナーが辞めてしまわないか)
- デザイナーが所属するチームの雰囲気や文化(会社全体の文化よりも、チームの文化の方が影響度が高い)
- デザインの制作フロー(とにかくスピード優先でチェック少なめの場合は、成長しづらい)
- 社長がデザインに理解ある人か
特に直属の上司や先輩デザイナーによって働きやすさは大きく変わるので、面談の過程で雰囲気をよくよく観察してみてください。
正直、入ったもん勝ち
とはいえ、成長できるかどうかは自分次第。
よっぽど変な会社じゃなければ、とにかく入社してしまったもの勝ちです。
入社してから自分でチャンスを作り、何でも作らせてもらう気持ちで積極的に動いていくことができれば、アルバイトから正社員に昇格したり、待遇も上げていくことができるかもしれません。
未経験webデザイナーの転職:応募のコツ
デザイナーの転職活動は、ポートフォリオでほとんど決まると言っても過言ではありません。
ポートフォリオが微妙だと面接に進むことすらできないので、力を注いで作りましょう!
書類選考を通過した後は、主に次の二点を面接で確認されるはず。
- 会社の文化や価値観にマッチするか
- 未経験でもやっていけるか
これらを面接でしっかり伝えられたら、成功率は一気にアップするはずです。
- なぜこの会社なのか、ここで何をやりたいのか、を明確にしておく
- 自分を採用するメリットを伝える
デザインの勉強を始める前は何をやってきたのか。自分には何ができるのか。
デザイン以外の経験や視点で仕事に活きる部分。
自主学習の結果や継続した学習のアピール。
大切なのは、採用者の目線に立って考えること。
未経験でも雇いたい!と思うのはどんな人だろう?という視点を忘れずに。
webデザイナーの転職面接で聞かれること
プロフィールや志望理由など、デザイナー以外の転職面接でもよく聞かれる質問を除いて、よく聞かれる質問をご紹介します。
- ポートフォリオの深掘り
- 今度どういうことをやりたいか
ポートフォリオの深掘り
ポートフォリオに載せている作品のうちいくつかをピックアップして、
- どういう課題があって
- どういう経緯で
- どんな意図で
- どうやってデザインしたのか
- その結果どうなったのか
といった深掘った質問をされることがよくあります。
この辺りをしっかり自分の言葉で説明できると、かなり好印象!!
練習で作ったものなど、そこまで深い意図や経緯がないものについては、正直にその通り伝えましょう。
その上で、どういったポイントに気をつけたか、自分のデザインを言語化しておくと、焦らずに答えられるはずです。
今後どういうことをやりたいか
どういうタイプのデザイナーを目指しているのかによって、募集中のポジションや会社の状況とマッチしないことがあるので、多くの場合で確認される質問です。
- デザインだけを極めていきたいのか
- コーディングも含めてやっていきたいのか
- デザインに限らず幅広いことに挑戦してみたいのか
変に何でもやりますアピールはせず、素直に答えるのがGOODです。
コーディングもやりたい!と言ってしまうと、就職してからデザインをさせてもらえず、ずっとコーディングばっかり…になる可能性もあります。
デザイン以外何もやりたくないです!と言ってしまうと、印象悪いので要注意。
デザイナーの仕事とは本来、手を動かす以外にも、調査や様々な職種の人とのコミュニケーション、会社によってはクライアントとのやりとり、プレゼンなど、多岐に渡るものだからです。
不採用が続く時に見直したいポイント
たくさん応募しているのに、なかなか受からない…そんな時は、こんな可能性を考えてみてください。
- ポートフォリオに原因がある
- 身の丈に合っていない企業にばかり応募している
- タイミングが悪い
ポートフォリオに原因がある
書類選考で不採用になってしまう場合は、このケースがほとんどです。
ポートフォリオさえ良い印象であれば、年齢に関わらず面談してくれる企業はあります。
こちらの記事を参考に、ポートフォリオをブラッシュアップしてみてくださいね◎
身の丈に合っていない企業にばかり応募している
そもそも未経験者は募集していなかったり、レベルの高い即戦力デザイナーを求めている企業に応募してしまうと、どんなにポートフォリオが良くても、難しい。
未経験から雇ってもらう以上、何かしらの妥協が必要になることを覚悟しましょう。
とはいえ、中途半端に急いで決めるのはおすすめしません。
じっくり根気よく、いろんな手段を活用して、あなたに合う会社を探していきましょうね。
タイミングが悪い
採用活動はタイミング。
ちょうどその時に空きポジションがなければ、いくらマッチする人材でも採用されません。
あなたはめちゃくちゃ素敵なのに、ただタイミングが合わなかっただけ、なんてこともあるので、焦らずに、良い会社との巡り合いを楽しみにしていてくださいね。
まとめ:まずは転職エージェントに相談してみよう
未経験からwebデザイナーへの就職・転職を成功させるためのポイントをご紹介してきました。
転職活動って、ポートフォリオを作ったり、履歴書と職務経歴書を準備したり、面接の練習をしたり…やることも多くて大変ですが、焦らずじっくり取り組めば、必ず素敵な企業に出会えるはずです。
まずなにからやったらいいか分からない…!
という方は、転職エージェントに登録して、相談するところから始めてみてください。
dodayやウズキャリなど、未経験でもOKな求人があるエージェントを活用しつつ、この記事で紹介した方法を使って、あなたに合う企業探しを楽しんでくださいね。
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これからwebデザインを学び始める方はもちろん、すでに学習を始めている方にも向けて、再現性高く、未経験から確実に、現場で通用するwebデザイナーになるための方法を紹介しています!