こんにちは、おこじょです。
私は昔から、やたらと社会課題に関心がありました。
大学では国際協力分野、主に貧困問題や環境問題・NGOやNPOについてなど、
いわゆるSDGsとか、そういう勉強をしてきたわけです。
そんな私の現在の職業は、デザイナー。
webサイトやアプリを作ったり、使いやすく改善したりするお仕事をしています。
社会課題とデザインの仕事。
一見、全然関係ないように見えますよね。
正直、そりゃもう、全然関係ないです。
社会課題の解決につながる仕事をしたいと思ったら、
デザイナーになんて、普通はならないです。
この記事では、
- 社会課題の解決につながる仕事をしたかった私が、デザイナーになった理由
- 私が目指している姿
についてお話しします。
少し長くなりますが、興味を持っていただけたら、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事で伝えたいこと
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なぜ私がデザイナーになったのかというと、
- 自分が好きなこと、自分にしかできないことをやって、楽しく生きること
- 社会課題の解決につながる仕事をすること
この2つの両立を目指したからです。
この記事で伝えたいのは、
最高に楽しい人生を送りながら、自分を犠牲にすることなく、社会をより良くしていく。
そんな道も存在するんやでってこと。
自分の人生も、周りの人の幸せも、社会にとって良いことも、全部諦めない。
ただの欲張りだけど、不可能じゃない。
立派な人間になんて、ならなくていい
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ちなみに、社会課題が〜とか立派なことを言っているように見えますが、
私自身は、誰かのためにとか、そんな大層な気持ちで動いてはいません。
理不尽な社会は、自分が納得いかないから。
目を背けたら、罪悪感で寝覚めが悪いから。
そして何より、そういった活動が楽しいから。
いつだって自分のために、私は動いています。
やらない善よりやる偽善。
どうせ生きなきゃいけないのなら、誰かを笑顔にできる生き方をした方が、気持ちいい。
立派な人間になんて、ならなくていい。
自分の人生を楽しくするために、他人の人生を良くするお手伝いをする。
そんな動機で充分だし、むしろその方が継続しやすかったり。
自分のために、動けばいい
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東日本大震災復興支援のボランティアをしていたとき、
現地でお世話になった方の言葉を、今でも覚えています。
「ボランティアは、自分のためにやってね。じゃないと続かないから」
私について
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社会課題の解決につながる仕事がしたい!と思うようになったきっかけや、
そのために紆余曲折してきた私の半生について、少し触れさせてください。
きっかけは小学生の時。
テレビでアフリカの貧困地域に住む子どもたちの姿を見て、ショックを受けた、ただそれだけ。
自分が平穏に暮らしているこの時に、世界のどこかでこんなに苦しんでいる人がいる。
その事実が、納得できなかった。
より詳しく学ぶために、国際協力について学べる大学へ進学。
国際協力関連のサークルやゼミにも所属し、興味のあることに片っ端から挑戦。
大学2年が終わる頃、苦手だった英語を克服するために、1年間ニュージーランドへ。
世界一と言ってもいいほど多様性を認めている寛容な国で暮らすことで、
日本の異質さをより感じるようになりました。
問題は途上国ではなく、私たちにある
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私たちが原因で、遠い国に悪影響が及ぼされている。
そんな風に考えたことはあるでしょうか。
ハフポストがわかりやすい動画を作ってくれていたので引用します。
日本人の便利な生活を支えるため、
世界の「どこかで」「誰かが」代償を払っているとしたら…グローバル規模の課題に、
私たちはどう向き合えばいいのでしょうか?
[SPONSORED] pic.twitter.com/evkBF1oaqb— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) November 5, 2020
私たちの何不自由ない便利な生活のために、犠牲になっているものや、人がたくさんいること。
日本では、そこに関心を持つ人が驚くほど少ないこと。
ニュージーランドから帰国して、ひしひしと感じたことでした。
途上国の問題を解決したとしても、
日本に住む私たちの意識を変えていかないと、本質的な課題解決にはならない。
そう気付いてからは、途上国ではなく日本で起こっている問題に関心を持つようになりました。
みんな、負の連鎖の中にいる
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まずは自分の生活から見直そうと考え、できることに挑戦していたところ、
日本では、「社会にとって良い行動を選ぶこと自体が、難しい」ということに気が付きました。
ニュージーランドで出会ったヴィーガンの友達の考えに共感してお肉をあまり食べないように心がけていたら、
日本に帰ってきた途端、馬鹿にされたり、否定の言葉を投げかけられるように。
日用品や服など、普段使うものは出来るだけエシカル(※)な商品を選びたいけど、
貧乏大学生や薄給の社会人には、エシカル商品は高くて手を出せなかったり。
※エシカルとは…
「倫理的な」という意味があり、エコな商品や、児童労働を助長しない仕組みで生産された商品、生産者に適正な報酬が支払われている商品などを、「エシカル商品」と言います。
そういった商品を選んで購入することを「エシカル消費」と呼びます。
みんなお金がなくて、安いものを求める。
安く売るために、遠い国の人たちを劣悪な環境で働かせたり、環境を破壊したりする。
みんなが安いものを買うから、売る側の人件費も削られる。
受け取る給料も低くなるから、安いものしか買えなくなる。
日本は、そんな負の連鎖に入っている。
そして、経済的だけでなく、精神的にも、みんな貧しくなっている。
日本ほどの便利さはなくても、どこよりも心豊かな国ニュージーランド。
そんなニュージーランドから帰国して痛感したのは、余裕のない日本の姿でした。
そしてそれは、例外なく私自身も、でした。
自分が豊かでないと、他人に与える余裕が持てない
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自分の生活すらカツカツの貧乏大学生だった私は、
今思うとそれはもう余裕がなくて、周りの人を大切にできなかった時もありました。
そんな人間が、他人のために頑張れるわけもなかった。
まずは自分自身を幸せにしてあげないと、今の私には何もできない。
自分自身が、経済的にも精神的にも豊かになるために、
楽しそう&稼げそうという安易な理由で、webデザインの勉強をスタートしたのです。
デザイナーになって、負の連鎖から抜け出した
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きっかけこそ安易でしたが、結果的に私にとってデザイナーは天職でした。
当然、ずっと順風満帆だったわけではないですが、
デザイナー2年目の頃から、目指していた姿に近づいている自分がいました。
副業でもお仕事をいただけるようになったおかげで、経済的な余裕ができて。
そのおかげで精神的にも余裕がでてきて。
他人に与える、ということが、少しずつできるようになってきた。
ただのデザイナーになりたかったわけじゃない
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毎日大好きな仕事をさせてもらえて、楽しくて仕方ない。
このままスキルアップしていけば、順調に年収も上がる未来がはっきり見えます。
自分の人生はもう大成功。
安定感と幸福感だけでいったら、同年代のはるかに先を行っている自負があります。
では、肝心の社会課題の解決に関われているか?というと、全然でした。
デザイナーを辞めて、その道に進むことも考えました。
だけど、私からデザインスキルを取ったら、何も残らなかった。
どこに行っても相手にされません。
でも、逆に言えば、充分なデザインスキルがあれば、
私の力を欲しいと思ってくれる場はあるはず。
自分の好きなこと得意なことを存分に活かして、課題解決できる人になりたい。
いつの間にか、それが私の夢になっていました。
デザイナー3年目、偶然のご縁をいただいて、その夢も現実になろうとしています。
私が目指す場所
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デザイナーとして、社会課題の解決をサポートするプロになる。
これが私の目指す場所です。
社会課題を解決するため、誰かの人生を豊かにするために動き出した人たちを、全力で支えられる人になりたい。
サービスのデザインや設計、クリエイティブ面だけでなく、
課題の分析や事業プランの検討など、あらゆる場面で。
外部から必要な部分だけをサポートするのではなく、
事業そのものを一緒にデザインしていきたい。
そういう事業が成功する社会にしていきたい。
ただ見た目を作るデザイナーではなく、課題解決をデザインする。
そんなデザイナーに、私はなりたいのです。
おわりに
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せっかく社会課題に関心を持っているのに、
社会人になった途端、自分の人生で精一杯になってしまっている友人や先輩たちをたくさん見てきました。
あるいは、社会課題の解決につながる仕事をするためには、自分の人生を犠牲にしないといけない。
そんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。
私たちは人生の多くの時間を仕事に費やしますから、
ある意味では、それは正しいかもしれません。
でも、自分を犠牲にする必要なんてどこにもありません。
自分の好きなこと、楽しいこと、得意なことで、
誰かの苦痛を取り除いたり、誰かの人生を豊かにする、
そんな仕事をすることは、難しいことじゃないから。
そして、そんな仕事ができるようになったら、毎日が楽しくて仕方ないはず。
私のように、まずは全力で自分を幸せにしてあげてください。
余裕ができてきたら、ぜひ一緒に、少しずつ社会を変えていきましょう。
もし、過去の私と同じような悩みを抱えている人がいたら、気軽に連絡してください。
私の拙い経験談が、たった1人にでも役に立ったら、こんなに嬉しいことはありません。
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これからwebデザインを学び始める方はもちろん、すでに学習を始めている方にも向けて、再現性高く、未経験から確実に、現場で通用するwebデザイナーになるための方法を紹介しています!