こんなお悩みを抱えている方、いませんか?
という感覚に陥ってしまっていた2021年。
2022年こそは自分の時間も大切にしたい!という思いから、読んでみたのがこちらの本。
結論から言うと、めちゃくちゃ価値ある本でした…!!
「時間がない」という課題を感じている方には、全力でおすすめしたい一冊です。
時間を増やすためには、何かを捨てないといけないと思っていた
「時間が足りない」のなら、「時間を増やす」必要がありますよね。
でも1日が24時間であることに変わりはないのだから、
今やっている事の中から何かを捨てることで、時間を増やさないといけない。
……この本を読むまでは、私もそう思っていました。
この考えはもちろん一理あるし、
捨てても問題のない無駄な時間を持て余している人にとっては有効な手段です。
ただ、時間が足りないと感じるほどに既に頑張っている方がこの思考を持ってしまうと
- 睡眠時間を削ってしまったり
- 大切な人と過ごす時間を削ってしまったり
本当に大切な自分の時間を、更に失う結果になってしまいやすいのです。
時間が足りないなら更に時間を減らす、という解決策
この本で提示されている解決策は全く逆の発想。
むしろ「時間を減らす」ことが、忙しさ解消の解決策になるというのです。
ただでさえ時間が足りなくて忙しいのに、
時間を減らしたら更に忙しくなるだけじゃないか!
と思ったあなた!
例えば、こんな経験ありませんか?
- まだ期限まで余裕があると思ってつい後回しにしてしまう
- 期限ギリギリになるととんでもない集中力を発揮する(夏休み最終日みたいな…)
そう、人間は、
「時間がある」と思うと、工夫もせずに、だらだらと作業をしてしまう生き物なんです。
だから、あえて時間を制限することで、
このままでは終わらないから「生産性を上げよう」と工夫するようになります。
生産性を上げるための2つのポイント
18時には仕事を切り上げて、保育園まで子どもを迎えに行かなければいけないAさんと、
残業が常態化して毎日終電まで寝不足のままだらだらと仕事を続けてしまうBさん。
働く時間が長いのは圧倒的にBさんですが、
価値ある仕事を多くこなしているのは、Bさんの方でしょうか?
おそらく、短い時間で成果を出す必要に迫られているAさんの方が、
圧倒的に生産性は高く、こなしている仕事量も多い可能性がありますよね。
生産性を上げるためのポイントは2パターンあって、
Aさんは1つ目のパターンに当てはまります。
- 絶対に外せない予定を入れることで時間を制限する
- 今ある時間では絶対に達成できないほどの高い目標を掲げる
2つ目のパターンでは、
この時間では絶対に達成できない無理な目標を立てることで、
「ただがむしゃらに頑張る」以外の、
生産性を上げる工夫をしなければならない状況を強制的に作り出すことがポイントです。
生産性を上げるって、具体的にどうしたらいいの?
じゃあ、具体的にどうやって生産性を上げたらいいの?
という読者の疑問にも、ちゃんと答えてくれています。
4人の登場人物の具体的なエピソードも交えながら、事例も紹介されています。
- 先に絶対に外せない予定を入れてしまう(例:数ヶ月先の変更不可の飛行機チケットを取ってしまう)
- 自分がやるべき事以外は人の手を借りる(例:洗濯乾燥機やロボット掃除機、家事代行の活用)
- 仕事上の無駄をなくす(例:無駄な資料作成をやめる、会議の時間を減らす)
- 受ける仕事の基準を明確にする(例:単価が低く無理なスケジュールの仕事は断り、成長につながる仕事のみ引き受ける)
などなど。
また、この本のすごいところは、
- 生産性を上げるってどういうことなのか?
- 生産性を上げることがなぜ重要なのか?
- これからの社会とどう関係してくるのか?
といった、「生産性を上げる」という、なんとなく漠然としているものについて
的確に、しかもわかりやすく説明してくれているところ。
まとめ
仕事もプライベートも、「生産性の高い時間」を増やしていくことが、自分の時間を取り戻すことに繋がるんだね
この本を読む前は、「どの時間を減らそうか…」と考えていた私でしたが、
この本を読んでからはむしろ「もっと色んなことに挑戦していこう!!」と
一気に前向きに、未来が明るくなりました。
いきなり上手くいくとは思っていませんが、
とにかく実践してみて、やりたいことも全部やる、
最高に楽しい2022年にしていくつもりです!!
個人的に実践したいことリスト
- 先に仕事以外の予定を入れてしまう。ただし、余白時間も取っておく。
- 仕事の予定は自分納期を設定。納期がなくて後回しになってしまうのを防ぐ。
- 仕事の時間を制限する。何時以降は仕事しないと決める。
- 新しい趣味を始める。今年はベーシストになりたい。
※この記事は、本の内容を私なりに解釈した感想記事です。正確な表現や解説は本書をお読みください。
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