こんにちは、おこじょです。フリーランスのデザイナーです。
好きな時間に好きな人と働いて、好きな場所で暮らしています。(これだけ聞くとちょっと怪しく見えますね…笑。でも本当に文字通り、そんな暮らしをしているんです。)
そんな私も元々は、美術系の大学でもなんでもない、ただの文系大学生でした。
就活の時期にこんなことを考えている、ちょっと行動力があるだけの普通の大学生。
- 自由に働きたい!好きな場所に住みたい!
- お金で困りたくない!稼ぎたい!
- 周りの社会人たち全然楽しくなさそう。私は仕事も人生も楽しみたい。
- なんのスキルもない。将来への危機感。
ただの大学生だった私が、フリーランスデザイナーになるまで。
こちらは全3回シリーズの第1回「スクール・インターン編」です。
- 第2回はこちら:「会社員・転職編」準備中
- 第3回はこちら:「副業・開業編」準備中
webデザインとの出会い
「スキルをつけねば!とはいえ何をやったらいいか分からん!」と迷っていた大学4年生の私は、まずはいろんな人に会う機会を作るため、それっぽいセミナーやイベントを探していました。
その時、ネットでたまたま見つけたのが、「webデザイナー」に関するセミナー。
そのセミナーの内容は、よくある話でした。
「自由に働けるよ」「ノマドワークができるよ」「稼げるよ」「未経験でも大丈夫」
それまでwebデザインという単語すら知らなかった私ですが、まんまとwebデザインの魅力に取り憑かれ、そのままオンラインスクールに入会。
ただのカモネギです。
別のスクールの説明会も行きましたが、もう一方はコーディングメインのスクールだったため、より興味があったデザインが学べるスクールを選びました。
スクールの選び方は、こちらの記事を参考にしてください◎

オンラインスクールで誰よりも課題をこなす
私が通っていたスクールのカリキュラムはこんな感じで、かなりデザインに偏ったスクールでした。
- バナーデザイン(Photoshop)
- サイトデザイン(Photoshop、HTML/CSS少し)
- LPデザイン(Photoshop)
※当時はXDやFigmaがまだ主流ではなかったため、Photoshopが中心でした
コーディングは本当に基礎的な部分しか教わりませんでしたが、これが後に、私にとっては良い結果となりました。

スクールでは、「バナーを作ってみよう!」などの課題が出されます。
期限までに1つ提出すればいいところを、私は3つ4つ、時間が許す限りたくさん提出するようにしていました。
スクールに通っている内にたくさん添削してもらった方が、成長スピードも速くなるし、スクール費用も元が取れる!と思ったからです。
※スクールによっては、添削回数が制限されている場合もあります
同じ時期にスクールに通っていた同期の誰よりもたくさん課題をこなしたかいあってか、私のデザインスキルはめきめき上達していきました。
とにかく楽しくて夢中でやっていたので、デザインが本当に向いていたんだと思います。
厳しい現実に気付き、怪しい勧誘に引っかかる
スクールに通う前は、スクールを卒業する頃(4ヶ月後)には、フリーランスデザイナーになる未来が見えていると思っていました。
でも、現実はそう甘くはありませんでした。
スクールに通っただけでは、実際に仕事としてやっていくにはまだまだスキルも経験も何も足りない。ということに、スクールに通い始めて1ヶ月くらいで気付いてしまいます。
就活もしてないし、お金もないし、早く稼げるようにならなければ…と焦っているときに、SNSで突然声をかけられます。
「デザインのお仕事されてるんですね!興味あるので一度会いませんか?」
その後、「〇〇さんが、デザインを教えてくれると思う」と、別の人を紹介され。
「デザインなんて、テンプレートで出来るようになっていくから、今後厳しい。自分の事業を作れるようにならないとダメだ。」という話をされ。
20万円で、事業作りをコンサルしてくれるサロンがあるから、と勧誘され。
当時カモネギの私は、一度集会に参加してみることに。
最終的には、なんとなく「雰囲気が好きじゃない」という理由で入会を断りました。(嫌味な言葉を投げられました)

挫折しながらも、歩みは止めない
とにかくお金がなかったので、デザインの勉強と同時に、ブログやイラスト制作、FXなど、稼げそうなものにいろいろ手を出していました。
ただ、新しいことを同時に二つ以上始めるのはやはり無謀。
時間が足りないし、なかなか成果が出ない中モチベーションが続かず挫折。
友達からホームページを作ってほしいという依頼をもらい、やってみるも、なかなか上手くいかず、結局頓挫。
フリーランスのデザイナーになるなんて、まだまだ無理だと実感。
そんな中、心の支えだった人が、私から離れてしまう。
なにもかも上手くいかず、心が空っぽ状態。
それでもなんとか、なんとなく心の中にあった、「やっぱりデザインをやりたい」という気持ちを大事にして、前に進んでいくことを決めます。
最終的には、デザインに一点集中して進んだおかげで、次のステップでは順調に進むことができました。

ポートフォリオを作ってインターンに応募しまくる
挫けそうになりながらも、なんとかオンラインスクールを卒業。
スクール卒業後、いきなり稼げるようになるわけもなかったので、相変わらずアルバイト漬けの日々。
飲食店でバイトするくらいなら、デザイナーの仕事で時給1000円でももらえた方がいいなと考え、有給インターンを探し始めました。
スクールの課題で作った作品を集めたポートフォリオを引っ提げて、面接に挑みます。
Wantedlyや、インターンをマッチングしてくれるサービス(JEEK、ゼロワンインターンなど)を活用して応募しまくったところ、5社くらい合格をもらえました。
共通して言われたのは「ポートフォリオが良い」。
実はデザインの勉強を始める前に、ポートフォリオも何も持たずにプログラミング系のインターンにたくさん応募していたんですが、当時は全部落ちていました。
ポートフォリオがちゃんとある(見せられるスキルがある)だけで、こんなに反応が変わるんだ…!と実感。
働き始めて、仕事の楽しさに気付く
インターン先は、家からのアクセスよりも下記を優先して決めました。
- いろんな仕事を経験できそう
- 変な人がいて面白そう(固定観念に囚われていなそう)
マーケティング系のベンチャー企業で、受託での仕事がメイン。
期待通り、かなり幅広い仕事をさせてもらえる環境でした。
- バナー制作
- LP制作
- コーポレートサイト、メディアサイト制作
- イラスト、漫画制作
- ロゴ制作
- 年賀状、賞状など印刷物デザイン
- 動画編集
50人規模の会社で、デザイナーは私含めて2人だけ。
上司であるデザイナーから、毎日たくさんフィードバックをもらう日々。
なんとか挫けずにひたすら目の前の仕事をこなし続けるうちに、「あれ?仕事、楽しいぞ?」と感じるようになりました。

それまで持っていた印象は、「日本の会社で働いてる人はみんな目が死んでいる」。
でも、インターン先に恵まれたおかげで、「面白い人たちと一緒に働ける会社員、フリーランスよりもむしろ楽しいじゃん」と考えるようになります。
就活せずにデザインの勉強をしていたせいで卒業後の進路が何も決まっていなかったので、インターン先にそのまま就職し、しれっと会社員になりました。
次回:新たな悩み。会社員・転職編
多くの葛藤と紆余曲折を経て、なんとかデザイナーとしてのキャリアをスタートすることができました。
初めは順調に思えましたが、やっぱりそんなに上手くはいかず、新たな悩みがたくさん出てきます。
- 給料が低くて生活が厳しい
- なかなか一人前になれない
- もっと意味のある、本質的な仕事がしたい
- 自由があっても、幸せとは限らない
こちらは全3回シリーズの1回目「スクール・インターン編」です。
- 第2回はこちら:「会社員・転職編」準備中
- 第3回はこちら:「副業・開業編」準備中
ポートフォリオ作りのポイントなど、補足記事もこれから少しずつ書いてく予定です。しばしお待ちくださいませ。